保護司(元警察官):澤井幸男さんが語る
「少年事件の裏に潜む社会背景」のアンケートを集約しました。
参加者 38名
回答者 33名
1.性別 男性 10名 女性 22名 無記入 1名
2.年齢 20代 1名 30代 3名 40代 7名 50代 12名
60代 8名 70代 2名
3.お住まい
高槻市 7名 茨木市 6名 吹田市 1名
大阪市 3名 枚方市 1名 三島郡 2名
守口市 1名 四条畷市 1名 東大阪 2名
豊中市 1名 箕面市 1名 長岡京市 1名
生駒市 2名 三郷町 1名 橋本市 1名
大阪府 1名 無記入 1名
4.職業
①社会福祉士 12名 ②介護福祉士 4名
③介護支援専門員 7名 ④行政 3名 ⑤MSW 0名
⑥司法書士 0名 ⑦ホームヘルパー 0名
⑧看護師 1名 ⑨社会福祉協議会 1名 ⑩一般市民 2名
⑪地域活動家 0名 ⑫学生 0名 ⑬社会保険労務士 0名
⑭保護司 0名
⑮その他 11名(SSW、保健師、PSW、教諭、児童養護施設、
成年後見人、寺子屋スタッフ、ふれあいネット枚方、なし)
無記入 1名
重複回答あり
5.講演会を何でお知りになりましたか
①大阪社会福祉士会の“なにわだよりより” 14名
②社会福祉士の知人、友人からの情報 15名
③大阪社会福祉士会のホームページ 1名
④クロスパル高槻(総合市民交流センター)のちらし 1名
⑤その他 3名 (岡村先生、参加者の友人から、友人)
無記入 1名
6.参加理由
①テーマに魅かれたから 19名
②少年事件に興味・関心があるから 12名
③保護司に関心があるから 1名
④仕事をする上で役に立ちそうだから 10名
⑤澤井幸男さんの話に興味・関心があるから 3名
⑥社会福祉士の友人・知人に勧められたから 3名
⑦友人・知人に勧められたから 3名
⑧その他 0名
重複回答あり
7.澤井幸男さんの話の内容について
①よく分かった 23名 ②分かった 10名
③普通 0名 ④よく分からなかった 0名
⑤全然分からなかった 0名
無記入 5名
8.講演会の満足度
①おおいに満足 19名
その理由
1. 現場で数多くの家族をみてきた実体験をもとに話しを聞かせて頂くことができてよかったです。
2. リアルな話しで、非常に説得力があります。
3. テレビや新聞のニュースで色々様々な事件を見聞きするが、澤井さんの話しは実体験に基づき、心に胸にとても響きました。
4. 現場経験が長いだけあって、話の内容が具体的であった。
5. 事例が多く、分かりやすかった。
6. 具体的な話が勉強になりました。
7. とても分かりやすいお話でした。実際にあった事件の話を詳しくされるので、内容の深いところまで、本当によく分かりました。
8. 現場の豊富な経験話
9. 子供の非行は、親に問題があるというお話は、自分の家庭のこととして大変心に残りました。
10. 改めて、家族の支援は大事であると再認識させられました。親を変えることの難しさ、日々、実感しますが、子どものためにも踏み込みたいと思います。
11. 少年事件のいろいろな事例を出してもらってよかったです。
12. 実体験されている先生のお話しは大変分かりやすかった。具体的だった。各地で講演されて、多くの方へ影響を与えていると思いました。普段、聞けないような(いろいろな事件についてなど)お話しをたくさん聞く機会となりました。語り口も柔らかめで、メリハリもありました。
13. 数多くの実例から、体験的に導き出される教訓が,大変説得力がありました。また強い信念をもってお仕事に取り組まれているのがよく分かりました。
14. 子供の本音を知るよい機会だった。
15. 現場の話しが聴けて良かった。縄手南中学校の実践をテレビのドキュメントで伝えて欲しいです。
16. いろいろな家庭の状況を知ることができたが、その子たちをどう受け止めていかねばならないかの方法を知ることができた。
17.私たちは報道されたものを鵜呑みにしがちで、分かったような錯覚に陥っている。必ず背景(裏)があること、そこに真実が隠されていること、そこまで深く見ることのできる人間にならなければと痛感した。
②満足 13名
その理由
1. 自分の仕事に役立つ内容でした。
2. 保護司としての体験を聴くことができた。
3. 臨場感があり、よく理解できました。
4. 親の立場と施設職員としての立場で納得できた。
5. 現場の事例でTVのニュースより深い所を聞けてよかった。
6. 非行少年の現状は厳しいものがあるとよく理解したが、その介入として保護司の役割をもう少し話して欲しかった。
7. 現実がよく分かった。
8. 多くの子どもたちと向き合ってきた現場のお話しは、とても貴重に感じました。
9. 語り口がよかった。
③普通 1名
④やや不満足 0名
⑤不満足 0名
9.澤井幸男さんの話の中で心に残ったことをお書きください。
1. 負の連鎖を断ち切るために施設を利用する。非行に走らないためには、家庭で、・安心感を与えているか・愛情を愛情と認識させているか・子どもの異変に気付けるか
2. 褒めること、夫婦仲がよいこと、というシンプルですが、きっとそれが難しい親子関係が増えているのだろうと感じました。
3. 支援の視点を表出する部分だけではなく、背景の重要性を再確認できました。
4. 保護をしている子どもの母から父の保護もして欲しいといわれた話(その家庭)
5. 子どもを家庭から離して、専門機関へ保護することの大切さを改めて学びました。
6. 親の姿が大事だと言うこと
7. 子供が一番辛いことは父母が仲が悪いこと。SOSのサインがあれば専門家に任せること
8. テーマの非行少年は不幸少年という言葉、親の身勝手、無責任の行動、虐待は親から子の負の連鎖、家庭環境、あたりまえの事なのに自分自身再認識、子供を被害者にしてはならないと思います。
9. 今、本当に親の躾力が、子どもに気を使いすぎてなのか下がっていることに危惧します。施設の職員として役割も痛感しています。
10. 20万部の印税2000万とかが書いた加害者の収入にならない事を祈る。被害者側が二重にトラウマになってはいけない。
11. “子どもは、親の後姿をみて育っていく”わかっていることではあったが、心に残った。
12. 親への指導は困難。施設等環境を変える事で子どもの成長を促すという話。
13. 神戸の事件がとても心に残りました。
14. 子供に対する親の役割(安心感、愛情、子の異変に気づけるか)は自分自身にもいえることなので、とても勉強になりました。
15. 各事例
16. 神戸連続児童殺傷事件について、加害者が書いた本「絶歌」に興味をもちました。
17. 子供の前での夫婦仲が子供に影響する。親を教育はできない。
18. 犯罪をおこした少年の家庭や、環境が大きな影響を受けているのだということを、深く考えさせられました。
19. 「短期間でも、子どもを専門家の施設に預ける」ということ、いつももめるのですが、結果的によかったという事案多いです。
20. 非行少年は家庭環境。
21. 初心に返る。少年に対する愛情、褒める。
22. ・「保護施設へ預ける」(短期間でも) ・「被害届けを出してもらう」
23. 親の姿で子は育つ。よく耳にする言葉でしたが、その真意を知れた気がしました。
24. 「少年非行にもって生まれた非行はない」という結論(ひらめき?)を、まだ35、6才の若さで得て、その後もそれをモットーに仕事を続けてこられた姿勢が素晴らしいと思いました。
25. 子供の本音がどこにあるのか。
26. 家庭は子どもにとって,安心できる居場所。子が愛情を愛情と認識しているか。虐待の連鎖を止めるには、保護施設などで、家庭と違う生活体験をしてみる。
27. 子供が本音を言ったこと。
28. 東大阪、生野、八尾など在日朝鮮人問題など社会的な問題が有ると感じた。ヘイトスピーチなど許している日本社会の貧困問題、教育のことなど感じました。
29. 親の子どもを育てる心構えの大切さを再度しらされた。
30.澤井さんの話からは人間愛が伝わってきた。事件に、少年に、親に、そして生徒に本気で立ち向かう姿が人を動かすのだと思った。
澤井さんのような方が社会を支え、変えていくのだと思った。第二、第三の澤井になること、澤井さんの活動=縄手南中学校の実践を広めていくことが今こそ求められていると思う。モデル事業に終わらせず、ごく普通の取り組みになることが大切だと思う。