全体会議&講演会報告(2015.3.22)

去る322日に高槻市立総合市民交流センターにおいて、三島支部全体会議と、三浦俊一氏の講演会を実施しました。

 全体会議は、初めての参加の会員も含め18名のご参加があり、議事に対してすべて、承認されました。

 講演会の内容としては、「新たなる生活困窮者支援に向けて~その背景と課題を考える」というテーマで、NPO法人ライフサポート路木の相談員である三浦俊一氏をお迎えし、西成や、尼崎での活動を通して、日頃考えられている事、4月より施行される生活困窮者自立支援法の内容や、問題点などについて、実践経験に基づいたお話をしていただきました。市民を含め35名の参加者があり、皆さん熱心に聞いておられました。

 三浦氏の言われた、貧困は、社会のしくみの中から作られるという見方、そのしくみを変えていくのは、社会福祉士などの専門職の仕事だと。社会常識で正しいと思っていても、そこに当てはまらない人々が多くおられる現実、そこを見ないと、ほんとうの対策は出来ない。「生活困窮者支援法」は、マネージメントをする人がいないと運営して行きにくい面があり、社会福祉士などの専門職の役割が大切とのこと。行政だのみ、国だのみでは、だめ。就労についても、めしが食えるだけの仕事がない現実、年収200万円以下の派遣労働等、社会のしくみにより貧困も増えてきている現実、三浦氏のお話は、現実のきびしい社会の中でどうしていったらいいかを考えさせられる講演会でした。

 

ページのTOPへ